肋間神経痛

「肋間神経痛なの」と言われると、「肋骨から腰までの間のどこかが痛い」
……それ以上細かいことって、意外と知らないものです。
肋間神経痛って、一体どんな病気なのでしょうか?

【肋間神経痛とは】
肋間神経痛は、実は症状名であって病名ではありません。

24の骨(椎骨)で作られた背骨のうち、上から7つを「頚椎」、その次の12個を「胸椎」というのですが、その胸椎から左右12本ずつ胸の方に伸びている肋骨に沿って、神経が通っています。この部分の神経痛を「肋間神経痛」と呼んでいるのです。

深呼吸や咳、体勢を変えたとき、胸に痛みが走る場合が多いです。
左右どちらかにしか痛みが出ないのが特徴です。

【肋間神経痛の原因】
肋間神経痛が出る原因は多岐にわたります。

脱臼や骨折によって肋間の神経が刺激されることもあるし、腫瘍の場合もあります。椎間板ヘルニアや変形性脊椎症などの病気が痛みの原因である場合もあるのです。

もうひとつ、注意が必要なのが帯状疱疹です。

子供の頃に水疱瘡にかかったことのある人なら誰でも持っているのが帯状疱疹ウイルスですが、水疱瘡が治ってもウイルスは体内に潜み続けます。そして、加齢やストレスなどで抵抗力が低下したとき暴れだすのです。
神経に沿って皮膚に水ぶくれができ、それがあばら周辺であれば肋間の神経に強い痛みがでます。水ぶくれができず、神経のみに痛みが出ることもあります。
帯状疱疹が疑われる場合は、早急に医療機関を受診しましょう。

【当院のアプローチ】
当院では、胸椎と肋骨をつなぐ肋椎関節と胸肋関節のずれから来る肋間神経痛について、関節を中心に押圧法で調整します。
そして、これらのずれを引き起こす全身の問題を、指圧で改善していきます。

肋間神経痛と思われる痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。