逆子(骨盤位)の治療
こんにちは。世田谷指圧治療院てのひら代々木駅前店の院長宮下です。
最近こちらのお悩み相談が増えてきています。それが 逆子(骨盤位)です。
「指圧で逆子の治療をしてるんです」とお伝えするとだいたい驚かれますが、実は妊婦さんへの指圧は歴史が長く、江戸時代の書物にも書かれています。
そして私事ですが、逆子に対する指圧の論文『骨盤位(逆子)に対する指圧と胸膝位を併用した治療』
を発表させていただいております。
逆子(骨盤位)とはどんな症状?
妊娠中通常では、赤ちゃん(胎児)の骨盤は母体の上の方にあります。
その逆に骨盤が下になってしまった状態(骨盤位)を逆子といいます。
妊娠中期までは比較的、お腹赤ちゃんが自由に動く事ができるので自然に治ることもあります。
妊娠末期になってくると羊水(胎水)は減少してきます。
赤ちゃん(胎児)もだんだんと大きくなってきますので、動きが徐々に制限されてきて逆子(骨盤位)を治すのが困難になってきます。
出産まで逆子が治らないと、分娩の時に赤ちゃん(胎児)が酸素不足状態になるなど、出産のリスクが高くなるので帝王切開による出産になるケースが多いようです。
そのほかの胎位異常も顔位などの胎位の異常によって難産になり、先天性筋性斜頸や先天性股関節脱臼など引き起こす原因にもなります。
医学が進歩して帝王切開が昔に比べかなり安全になったとは言え、できれば自然分娩が母子ともに望ましいですよね。
*36週目まで逆子が直った症例もありますが、29~32週目までにご連絡頂いた方が改善しやすいです^ ^