音痴は治る?
音痴は治る?
歌は練習するほど上手くなる。
音痴にはいくつかの原因があります。
一つには先天的に、音を捉える事が出来ない聴覚機能不全というのがあります。
これは、聞いた音を正しい音程で脳が把握できまない病気です。
もう一つは、運動性音痴と言われ
「音程・リズムなどは取らえられるが正しく発声することが出来ない場合」です。
運動性音痴の場合でしたら
まず「自分がどんな音痴なのか?」
を知る事が克服のきっかけになります。
自分の歌声を聞いてみる事で、
「音程」「リズム」「発声」のどれが出来ていないのかを理解する事ができます。
それに合ったトレーニングしていく事が克服の為の早道につながります。
声を出している声帯と言う器官には、前後から斜めに交差する筋肉繊維が走っています。
そして声を出すための発声筋群と言うのがあります。
それらを動かしている神経が迷走神経の
上喉頭神経と下喉頭神経と言います。
日本指圧専門学校の指圧の授業で教わる基本指圧というものがあります。
その基本指圧で一番最初に触れるのが、前頸部という場所で、実はこの発声筋群にも関わりがある迷走神経にアプローチしていく治療の技術です。
発声をしている筋肉は以下
輪状甲状筋:声帯に緊張を与える。上喉頭神経支配。
声帯筋:声帯に緊張に与える。下喉頭神経支配。障害されると無声となる。
甲状披裂筋:声門を閉じる。下喉頭神経支配。障害されると嗄声となる。
披裂筋:声門を閉じる。下喉頭神経支配。障害されると嗄声となる。
外側輪状披裂筋:声門を閉じる。下喉頭神経支配。障害されると嗄声となる。
後輪状披裂筋:声門を開く。下喉頭神経支配。障害されると呼吸困難となる。
実は、話すときにほとんど使われていない筋肉があります。その筋肉を上手に働かせることで音の高さを変化させています。
発声の筋肉をしっかりとトレーニングして発達させ、思った通りにコントロールできるようになると、音の高さを自由に変えることができるようになります。
同じように歌っていても、プロのミュージシャンが音程が安定しているのは、この筋肉の訓練の成果なのです。
病院で相談しても、ボイストレーニングをしても戻らなかった声のトラブル
しわがれ声、嗄声など喉の調子、発声でお困りなら
声帯の筋肉を動かす迷走神経にアプローチする指圧という方法もあります。
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